今回はペペロンチーノの唐辛子、さらに唐辛子の種にフォーカスして、
・種が特に辛い
・食感が悪い
と言われがちな唐辛子の種ですが、本当に辛いのか、食感が悪いのか、そして取り除く必要があるのかを試してみました。
唐辛子の種をそのまま食べてみた
ペペロンチーノに使う前に、唐辛子の種をそのまま口に含んでみました。
…
辛っっっっっ!!!!!
普通にめちゃくちゃ辛いです。ただ辛いのは表面だけで、種を噛んでも中身は特に辛くなかったです。
あと果肉に比べて分かりやすく種の方が辛いということもなかったです(両方辛い)。
唐辛子の辛さはどこから?
唐辛子の辛み成分「カプサイシン」は、ヘタ付近・種の周りの綿状の「胎座」と呼ばれる部分で作られます。
乾燥に伴い胎座は崩れ、カプサイシンは種の表面や果肉の内壁、そして一部は組織の中に入り込み、唐辛子全体が辛くなるというわけです。
フレッシュな唐辛子の果肉自体がそれほど辛くないのはこのため。
そして今回試した結果、カプサイシンは種の内部までは入り込まないようで、唐辛子の種が辛いのは確かですが、表面のみであり果肉と比べても顕著に強いわけではないみたいです。
種の表面のカプサイシンは、ペペロンチーノにどのくらい影響するか
次に、唐辛子自体は使わず、種のみも1本分つかってペペロンチーノを作ってみました。
にんにくと同時に加熱を開始し、通常通りにんにくが色づくまで加熱して茹で汁と合わせて仕上げ。
にんにくが色づいた時点で、唐辛子の種は焦げてなかったので、同時に加熱しても問題なさそうです。
そして辛さですが…ほぼ辛くない。
唐辛子の種はたしかに辛味がありますが表面のみで、辛さの総量としては、唐辛子本体に比べて影響が小さいようです。
唐辛子の種の食感・口当たり
唐辛子の種自体を噛むと、食感はたしかに悪い。
ただ唐辛子の種のみで作ったペペロンチーノを食べる限り、ほぼ気にならなかったです。
唐辛子の種の円盤型で真ん中が少し膨らんだ形、オイルの潤滑性、パスタの弾力やテクスチャ、そもそもパスタに絡みにくいなどが相まって、唐辛子の種を噛もうと思っても噛めないんです。
とはいえ不意に歯に当たるとやはり嫌なので、基本は取り除く方針が良いかと思いますが、気にしないという方がいるのも頷ける結果になりました。